『だめ連の資本主義よりたのしく生きる』を読んだ。この春新聞紙評に紹介され、図書館で注文し、八潮図書館から富岡分館経由で読むことができた。「だめ連って人たちが占拠しちゃって、今はしょうがないんだよ~」大学を卒業して数年の1990年頃正実さんがぼそっと言ったのを僕は今でも覚えていた。「今、早稲田の「あかね」は誰(バイト)がやってるんですか?」と聞いたときの、正実さんの反応である。「あかね」とは文学部正門前の喫茶店で、学生時代、僕は「あかね」にたまる学生たちが作ったチーム「アカネッツ」に属していた。僕らはもちろん、学校よりも長い時間を「あかね」で過ごした。僕らの日々は、汗と涙と練習と、議論と酒と失敗と、そして振り返れば、友情と希望に満ち溢れていた。(テニスサークルではないので、愛はなかった)正実さんはその「あか...だめ連の資本主義より楽しく生きる前編