ドキュメンタリー映画「風に立つ愛子さん」を見ました。
藤川佳三監督はこの作品の前に、『石巻市立石巻小学校避難所』を撮影しています。津波で家族をなくし、家財を失った被災者たち、見ず知らずの人たちが扶け合い家族のように共に暮らす「石巻小学校避難所」、2011年4月の開所から10月の閉鎖までの日々を記録したものです。避難所でとりわけ個性的で、明るく、存在感ある村上愛子さん(当時69歳)、「みんなには怒られるかもしれないけど、私には津波サマサマだ」とからりと言ってのける愛子さんに藤川監督は強く惹かれ、その後の愛子さんを追った作品が、「風に立つ愛子さん」です。避難所の仲間に見送られ、一人で石巻市内の公園に作られた仮設住宅に引っ越す。ドアを開けて、狭い台所にまな板を置く場所がないと驚きながらも「長屋暮しはいいよ、玄関を回らなくても、壁をどんどん叩けばお隣の人と話ができる...ドキュメンタリー映画「風に立つ愛子さん」を見ました。